ご あ い さ つ
森岡神経内科 院長・理事長 森岡 壯充(もりおか しょうじ) (2024年10月 記)
森岡神経内科は、開院して22年になります。この間、多くの患者様に来院していただき、心から感謝しております。
さて院長である私は、医師として44年間の経験を重ねてきましたが、開業前は大学病院、広島市立広島市民病院、広島市立安佐市民病院といった、第一線の先端医療を行う病院で診療してまいりました。特に広島市立安佐市民病院では、15年半にわたり神経科、精神科、心療内科、神経内科の診療を任されていました。そして主任部長として日々の診療に加え、医学会での発表、論文の作成、部下の医師に対する教育、地域の講演活動といった多くの仕事をこなしてまいりました。その中で現在まで私が培ってきた、医師としての理念について述べさせていただきます。
私は安心、安全、最新、的確な医療の提供を目指しています。
まず、安心できる医療について述べます。患者さんは病院や医院に受診されたとき、多くの不安を持っておられます。その不安は、身体や心の健康に対するもの、検査や治療に関するもの、場合によっては死に関するもの、将来に関するもの等、非常に多彩で複雑なものです。その不安をできるだけ除くために、予備診察を含めた時間をかけた問診と必要最低限の検査を行います。そして的確な診断のもとに明確な治療方針を分かりやすく提示し、治療に入ります。それによりできるだけ安心して帰っていただけるようにいたします。夜間や休日は、状態が急に悪くなったといった緊急の場合のみ、院内の留守番電話に伝言をしていただき、電話番号を言っていただければ、院長のほうからお電話を差し上げます。
つぎに、安全で最新な医療について述べます。薬物療法については、薬の作用、副作用を熟知し、最新の知識を持って薬の選択を行い、必要最低限の薬の量、種類を想定し処方いたします。また精神療法については、患者さんの治る力を引き出し、それを活用していただける、今とこれからに焦点を当てた新しい方法をとります。具体的には患者さんの状態に応じ、一般精神療法、解決志向型の短期精神療法、森田療法、交流分析、行動療法、自律訓練法、内観療法を適用し、なるべく早期に改善できるように努めます。なお人格や発達の問題が病気の状態に関与している場合は、当院の心理療法士による精神療法を行うようにしています。
また、神経疾患も広島市立広島市民病院、広島市立安佐市民病院にて長年にわたり関わってきました。神経疾患の臨床診断はもとより、当院にある頭部CT、脳波を用いて的確に診断し、新しい知識をもって治療していきます。神経疾患の中でもパーキンソン病、てんかん、認知症、頭痛に対しては、特に力を入れて診療しています。
以上、医師としての44年の実績と経験を生かし、的確な医療を行い、患者さんの改善に力を尽くしたいと考えています。私にとって患者さんの改善は一番の喜びであり、そのためによりよい医療を探求し、それを継続できるように努力いたします。その患者さんの診療にかかわる限り、その病気が改善可能な病気であっても、改善の難しい病気であっても、医療の立場から患者さんの心を支えられる医師でありたいと考えています。
< 院 長 略 歴 >
1980-82年 広島大学 医学部 研修医(大学病院,児玉病院)
1982-83年 広島大学 医学部 医 師
1983-84年 広島大学 医学部 助 手
1984-85年 広 島 市 民 病 院 医 師
1985-86年 9月 広島大学 医学部 助 手
1 9 8 6 年10月 広島市立安佐市民病院 神経科 医 師
1 9 8 8 年 広島市立安佐市民病院 神経科 科 長
1 9 9 5 年 広島市立安佐市民病院 神経科 部 長
1 9 9 8 年 広島市立安佐市民病院 神経科 主任部長
2 0 0 2 年 森 岡 神 経 内 科 開 業 (現在に至る)
日本精神神経学会 精神科専門医・指導医
日本神経学会 会員
日本心身医学会 認定医・指導医
精神保健指定医
医学博士(広島大学医学部より授与 学位第2000号)
< 院 長 公的役職 >
広島県精神神経科診療所協会 会長 平成30年〜令和6年4月
日本精神神経科診療所協会 理事 令和2年6月〜令和6年6月
日本精神神経科診療所協会 学術委員・会誌編集委員 令和2年6月〜
日本精神神経科学会 代議員 令和2年6月〜
中国四国精神神経学会 評議員 平成30年10月〜
広島県精神神経学会 理事 平成30年5月〜
広島市精神保健福祉審議会 委員 平成29年4月〜
広島県地域対策協議会 精神疾患専門委員 平成27年8月〜
広島県医療審査会 委員 平成26年9月〜
広島県精神科救急委員会 委員 平成31年〜